点字名刺プロジェクト 



2015年7月6日・7日・9日・10日の作業日誌


画像は7月6日の作業風景です

作業日誌をご覧いただきまして誠にありがとうございます。
前回、更新させて頂いた7月3日の作業の後、6日・7日・9日・10日と作業を行う事ができました。


上の画像は7月6日の作業風景です。
お客様のお名刺に視覚障がい者が点字を刻印し、傷が出ていないかどうか?のチェックをスタッフ(社長)が確認している所です。


点字名刺を普及させたいのは、障がい者の方が働ける環境を作りたいからです。目的はあくまでも障がい者就労であり、その手段として点字名刺を普及させたいと考えています。


点字名刺はお客様にも好評です。みんな(双方)のメリットになるアイテムとして、世間に受け入れられることを願っています。





バリアフリーの根本的な考えは、障害があるから付け加える!というものです。


しかし、この考えですと、障害がある人は向かって右の通路を使い、障害のない人は左の通路を使う!これだと、知らないうちにココロのバリアが生まれてしまい、差別意識が解消されないのではないか?このような提唱を訴える人が現れました。


ユニバーサルデザインの提唱者であるロナルド・メイスさんです。...


昔むかし、アメリカでは黒人が差別を受けていました。その為、白人専用のトイレと黒人専用のトイレに分かれていた時代がありました。トイレだけではありません。ホテル、道路、バスなど、あらゆるもので差別(隔たり)が繰り広げられていたのです。


バリアフリーの考えでは、昔の差別と重なってしまう・・・ そうではなくて、障害がある人もない人も、同じものを使うことができたなら、差別意識を解消する事ができるのではないか? これがユニバーサルデザインの考え方です。


ユニバーサルデザインを辞書で調べてみると、国籍や障害の有無などに関係なく,すべての人が使いやすいように製品をデザインすること。と書かれておりました。


点字名刺は視覚障がい者の方だけに渡すアイテムではありません。視覚障害の有無に関係なく、みんなが利用できるアイテムとして流通することを願っています。