点字名刺プロジェクト 



2018年6月1日 ~ 6月30日の作業日誌



作業日誌をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。


私は先月からココロスキップに就職させて頂きまして、主に手紙を書く仕事をさせて頂いております、村上佳美と申します。
私は双極性感情障害という気分障害の一種である障害を抱えていまして、感情の抑揚が激しすぎるといった症状を抱えています。例えば、気分が高揚している時には金銭管理が荒くなったり、逆に気分が落ち込んでいる時には物事を何事も悲観的に捉えてしまい家に引きこもりがちになったりしてしまいます。


ですが、ココロスキップで働く様になってからは気分も安定する様になり、自分の生き方に胸を張れるような気持ちが少しずつ持てる様になってきました。ココロスキップの仕事にやりがいを感じることが出来ているからだと思います。


暑い日が続く季節になりもうすぐ梅雨といった気分も滅入りがちな滅入りがちな時節となりましたが、ココロスキップではハンデを持つ皆さんがアットホームな雰囲気で声を掛け合いながら明るくお仕事をさせて頂いております。


私も、ココロスキップに通所している時間はとても楽しく、自分が病気である事を忘れる事が出来る様な思いで楽しく働かせて頂いております。
私の場合、病気によるブランクが長く、約10年のブランクを作ってしまった為長い間生き甲斐を感じる事が難しかったのですが、今日初めてココロスキップでお給料を戴く事が出来て久し振りに「やっていて良かった」と思える様な生き甲斐を感じることが出来ました。
紫陽花の薫る季節となりましたが、今日の帰りに見る紫陽花はきっといつもよりずっと綺麗に見えるだろうなと思います。


今後もココロスキップで楽しく生き甲斐を持って、ハンデに負けない様に働いていきたいと思っております。


執筆 村上佳美