点字名刺プロジェクト 



2018年7月1日 ~ 7月30日の作業日誌



作業日誌をご覧いただきありがとうございます。


午前10時、女性が1名体験実習でやって来ました。彼女はニューロパチーという、神経に障害がある方で、両手が不自由でまったく動かすことができません。


しかし働きたいという気持ちが人一倍強く、お話をうかがうと、「ペンをくちにくわえてお手紙を書くことができます」 ということでしたので、お手紙を書いて頂きました。


書いた文字はきれいで見やすく、器用にペンを動かしておりました!


ココロスキップは、どんなに重い障害があったとしても、「働きたい」という気持ちがあれば、誰でも働ける施設です。彼女は「お話をするのが好き」ということでしたので、その特性を生かし、ニューロパチーの普及活動(講演や執筆)などが出来るのではないか?と考えております。


障害のある方は、どなたも一生懸命に、社会にあわせようとしております。しかし、本当に必要なのは、社会そのものが障がい者に合わせようとする努力だと思います。


視覚に障害がある方は、ハローワークに行ってもお仕事が限られているのが実情です。そこで、私たちは点字名刺プロジェクトを立ち上げることで、お仕事を作ろうと努力をしています。


社会が障がい者にあわせれば、みんなのお仕事を作ることができたのです。ココロスキップは、この流れを加速させていきます。みんなが幸せに働ける環境を作り続けていきたのいです。


本来、人間とはどうあるべきなのか?助け合える仕組みを作る事こそが、私たちの使命だと感じています。