点字名刺プロジェクト 



2018年1月21日 ~ 1月31日の作業日誌



作業日誌をご覧くださり、誠にありがとうございます。


画像はお客様からお預かりしたお名刺に、視覚障がい者が点字を打っている作業風景です。ご覧のように、機械を用いて、1枚、1枚、ココロを込めて作業を行っております。


作業をしている者の中には、全盲の方もいらっしゃいます。


しかし、長年の経験を糧に勘を頼りに、ミスもほとんどなく作業をしていますので、見ているスタッフも不思議に思えてくるぐらいです。目は見えなくとも、研ぎ澄まされた感覚で名刺を置く位置を把握し、レバーを押して点字を入れる姿はまさに職人そのものです。


ある視覚障がい者はこんなことを申していました。


「お客様のお名刺に自分の魂を吹き込んでいる」


客観的に見ても不思議なことがたくさん起きています。長年、支えて頂いているお客様の会社が上場したり、注文当初は政治とは無関係だったお客様が国会議員になったりと。


弱い立場の方々を支えるという事は、この世の本質そのものなのかな?とさえ思えてきてなりません。いずれにしても、障がい者が働きにくい環境がある限り、その環境を少しでも改善するのが私どもの使命だと思っています。


その人にあわせたお仕事を作ることで、幸せに働ける環境を作っていければ。そして、社会のニーズを作り出すことで、みんなの工賃を高めたい・・・。


そのためには、どうしてもお客様からのご注文がなければ、運営することができません。ココロスキップは点字名刺プロジェクトだけではなく、封筒やはがきなどにも点字を印刷することも可能です。


お仕事の機会を作って頂ければ幸いでございます。