点字名刺プロジェクト 



2018年3月1日 ~ 3月31日の作業日誌



作業日誌をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
点字名刺プロジェクトは、お客様のお名刺に、視覚障がい者がお仕事して点字を刻印するサービスです。


点字名刺プロジェクトを立ち上げたのが2007年9月からですので、10年以上の歳月が流れる事となりました。立ち上げた当初、月に数セット程の注文しかございませんでしたので、「働いて頂いている視覚障がい者に申し訳がない」そんな気持ちでおりました。


何度も何度も辞めようと思っておりましたが、「希望をもって働いてくれている方を裏切れない」そのような気持ちから、赤字と闘いながら継続し、今日に至るところでございます。


点字名刺プロジェクトを立ち上げ、数年ほど すると、少しずつ理解して頂ける方が現れました。


様々な方からお礼のメッセージを頂くようになり、「私たちの行っている事は社会にとって意義のあることなんだ」と実感することができました。そのメッセージが働いている障がい者にも行き届き、「世の中の為に働くことの大切さ」を実感してくれていると思います。


働きたくても働けない。そのような障がい者が数多く存在しています。そんな引きこもりになりがちな障がい者が、お仕事を通じて社会とかかわりを持てるようになってほしい。


そんな理念を掲げ活動をしております。


お仕事を通じてお客様から頂く“ありがとう”は、「あなたはちゃんとここにいますよ」と存在を認めてくれる魔法の言葉。そんなココロのこもったありがとうを、引きこもりがちの障がい者の方に感じて頂きたいと思っております。


点字名刺プロジェクトをどうぞよろしくお願いいたします。