点字名刺プロジェクト 



2018年10月1日 ~ 10月15日の作業日誌


お客様のお名刺に点字を刻印しています


作業日誌をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。


点字名刺プロジェクトは、お客様が所有しているお名刺を点字名刺プロジェクト宛てにお送りいただき、視覚障がい者がココロを込め、一枚、一枚、点字を刻印するサービスでございます。


ココロスキップを立ち上げた時、ある理念を掲げ、スタートをすることとなりました。


「福祉革命で人々を幸せに」


「新しい福祉を沢山作り、社会全体を幸せにしたい」そのようなコンセプトのもと、運営をさせて頂いております。


働いている障がい者の方々が、幸せに働くことができるにはどうすればいいのだろうか?たどり着いた答えが、”承認する” ということでした。


お仕事中、眠ってしまった利用者がおりました。ほかの施設でしたら、「何寝ているんだ!」となりますが、私どもはありのままの姿を肯定するところからはじまりますので、「それでOK。眠ってもいいですよ」となります。


みんなが求めているのは承認です。承認を繰り返すと、自分の個性を受け入れることができ、そこから自立心へと育まれるのではないでしょうか?


遅刻してもオールOKです。OKを繰り返すと、自分の中に存在する何かが目覚める様な気がします。「遅くてもいいので、事故だけは気を付けてくださいね」という感じのスタンスです。


「何眠っているんだ!」・「何遅刻しているんだ!」では訓練になりません。他人が変えるのではなく、自分の意思で変わって頂くのが本当の訓練だと思っています。


社会に適応できなかった方々が、私どもの福祉作業所で働くこととなりますので、社会と同じルールで縛ったら、みんなの行く場所がなくなってしまいます。


3年前、こんなことを考えていました。


点字名刺の注文がさらに増えれば、作業の見守りを精神障害の方々が。睡眠障害(ナルコレプシー)の方にはいつでも眠れるようにお布団を用意し、性同一性障害の方には服装を尊重する。注意欠陥障害の方には、一つのお仕事に専念できるような環境を整え、聴覚処理障害(耳で聞いた内容を頭で処理できない障害)の方には、目で情報を吸収するためにPC業務などを中心とする。(フェイスブック)


「その人そのものの特性を受け入れ、共存して働ける環境を作っていきたい」 その考えは今でも変わっておりません。全てOK。オールOKの精神です。


多くの障がい者の方々を受け入れる為には、多くの注文が必要ですす。お仕事を作っていかなければ、みんなの居場所を作ることができないからです。もし少しでも興味を持っていただけたなら、点字名刺プロジェクトをよろしくお願い致します。