点字名刺プロジェクト 



2019年6月1日 ~ 6月22日の作業日誌



作業日誌をご覧いただき、誠にありがとうございます。

今回は視覚障がいの方にインタビューしました。
「お仕事の向き合い方」についてきいてみたところ

やはり、お客様にこの点字名刺をお渡しする際に
点字名刺にミスの無いようにやることと
失礼の無いようにお客様のことを考えて気持ちを込めて
刻印しています、とのこと。

また、「点字刻印で大変だなぁと思う事はありますか?」ときくと、

打ち込みの際に機械にピンをはめたり
キズが無いように刻印をされてるのを確認することができないから
ひとりではできないお仕事、1人ではできないこと。

つまり…

点字の刻印は視覚障がいの方が行うけれど
精神障がいの方などのサポートがないと行う事ができない。
ひとりではできないのでみんなの協力・力が大事。

ということです。
まさに「支えあい」ですね☆

ココロスキップではいろんな障がいのある方が
皆で支えあい、協力しあって、働いています。
とても素敵なことですよね。

私が思うに、障がいのある方はココロがピュアな気がします。
これは健常者はそうではないと思っているのではありません。
障がいのある方は障がいがあることでその辛さがわかっているので
ひとを思う気持ちが人一倍あるのではないかと思います

私はパニック障害なのですが、これで得た事といえば
「目に見えないだけで実は人は悩みをたくさん抱えていて、
支えてくれる人を求めている」ということです。
私自身、パニック障害は心の問題なので、発作をおこしているときは
見た目に関しては、いたってなんともありません。
怪我もないですし、見える事のできない症状が起きています。
そして、発作を起こしているときは「助けて、だれか安心させて!」と思います。
だからこそ「ああ、あの人は健康そうだけど本当は大変な思いをしてるんだな」と感じます。
私の父親の話になりますが、父親は無口であまり辛いことを口にしない人です。
ですが父親はかなり波乱万丈な人生を送ってきました。
だから、私が悩んでいるときはとても優しいですし、私の気持ちを第一に理解してくれます。
人は経験した分だけ、強くなり、優しくなるんですね。
わたしももっともっと、強い人間になりたいです。
そのためにはここ(ココロスキップ)でいろんな方と
たくさん接して、たくさん経験と感動を味わいたいです。

人は経験することで変わっていきます。
人は感動することで強くなっていきます。

心を切磋琢磨できる会社っていいですね。
私はここで働けて幸せです。
…きっと皆、同じことを思っていると思います。


今回の作業日誌は加藤英奈が担当しました。